








■枷場(はさば)監査役
私は、1936年生まれで72歳になります。京都大学経済学部を卒業し、1960年に株式会社クラレに入社しました。クラレでは、繊維やクラリーノ(注:ランドセルで有名な人工皮革)、医薬品の営業を行い、また関連会社の社長を務めました。そして、2000年に、新しく設立されたディンプスへ監査役として参画することになりました。
■住友内部監査室長
私は、1944年生まれで今年65歳になりました。大阪大学経済学部を卒業し、1967年に枷場監査役と同じく株式会社クラレに入社し、レイヨン事業部で国内・海外の販売、生産管理、予算などの事業管理や採算改善に向けた事業再構築、ロジスティクス(物流や在庫管理)など、幅広い業務に携わってきました。1999年クラレを退社後、2社を経て、ディンプスへは、2003年に内部監査室設置とともに入社しました。

■枷場(はさば)監査役
まずは、クラリーノという新商品の営業、世界に冠たる商品に育てていった、ということですね。当時の革製のランドセルに比べて、クラリーノは軽くて扱い易い、しかも値段も安いという良い商品だったんですが、最初は、新商品ということで認知度が低かったり、ランドセルという
言わば贈答品としては受け入れてもらえづらかったり、デパートで取り扱ってもらえなかったり、営業面で苦戦が続きました。でも、一軒一軒お店を回って説明し、良い商品ということを理解して頂いたこと、それに加えて、価値観の異なるニューファミリーの登場や、スーパーマーケットやGMSの拡大など、クラリーノを受け入れてくれる新しい顧客層や流通が台頭してきたことで、大きなヒット商品へと展開させることが出来ました。また、医薬系の事業でも、樹脂系の歯科材料や接着剤など、素晴らしい品質の商品をスリーエムなど他社との競合に打ち勝ちながら、大きく育てました。
このように、新しい商品、新しい事業を、世界規模まで発展させることが出来た、ということは、大きなやりがいだったと思いますね。
■住友内部監査室長
私の場合は、ほんとに幅広い業務に携わってきた経験やノウハウがあったからこそ、クラレ在籍時は事業の採算改善や 今で言うところのリストラクチャリングをスムーズに実施することが出来た、他には、より効率的な物流システムの構築などを行うことが出来たと思います。また、クラレ退職後の別の会社でも、ろ過膜という商品を新しく中国市場でうまくビジネス展開できたことも印象深い成果です。生産・販売・開発の骨格部分のみならず、債権や在庫の管理といった会計・物流面でのノウハウや、契約知識も習得してきたこと、それらをビジネス全般面で活かせたということが、やりがいでしたね。